わたしのアロマセラピー

 幼い頃、父の転勤で福島県に住んでいました。平屋の社宅が立ち並び、たくさんの自然に囲まれたのどかな町でした。風の匂いがするその土地での記憶が私と自然を結ぶ原点であると感じています。ゆるやかにそよぐ風、夕日に萌える稲穂、たくさんの赤とんぼ、子供たちの笑い声、夕方になるといつも一軒一軒の家から夕食準備の匂いが立ち込めていました。お味噌汁やごはんの炊ける匂い、カレーの匂いの食欲のそそられること・・・。立ち込める香りが心に暖かく、幼心に優しく、暖かさを感じさせてくれた瞬間でした。ひっそりと生活しながらも、家族みんなが寄り添いその時を生きていた。夕日を見るたび、風を感じるたび、あの情景と夕食の匂いを思い出し、懐かしく暖かく心満たされるのです。どんなに心苦しい時でも、一瞬でも自分の生まれ育ったあの時を思い出すだけで、何だか、幸せを感じるのです。きっと誰もがそれぞれの幸せの記憶を持っているはず、あなたは思い出せますか?

 現在の私たちの生活は、日本も世界も大変な経済危機と様々な社会問題、さらに地球規模での環境汚染や異常気象に見舞われています。個人レベルでもそれぞれたくさんの問題を抱えていることでしょう。世界中の人々が、一人一人健康で、幸せで、肉体的、精神的に自由であることが何よりも大切になります。ひとりひとりが持つ記憶の奥底にあるはずの幸せであるという場所に立ち返ることで本来の自分自身を取り戻せるのではないか、と考えます。

 私たちの肉体と精神は、深いところで、自然や地球や宇宙と繋がっています。私たちが変われば、身近な全てのものが変化します。家族が、隣人が、知人が、友人が、そして最後には世界中の人達が変わっていくでしょう。人間が変われば、この地球上のすべての空気、水、植物、光さえも変わると考えます。何故なら、私たちは奥深いところでつながり、様々なものが互いに影響しあいながら生きているからです。自然との関わりを大切にすることで感覚が敏感になり 疲れ果てた身体や、心の不安定さにも気づくことができるのです。

 疲れきった心と身体を癒すのに持ってこいのアイテムの一つがアロマセラピーです。アロマセラピーは記憶との結びつきが強く感情に敏感にアクセスすることが得意です。自然体の自分を取り戻し健康を呼び起こさせるのです。

 アロマセラピーを実践して自然を身近に感じることにより、心にゆとりを持つことの大切さを考えていく。そこから癒しが始まります・・・毎日をより豊かな気持ちで過ごすための方法としてアロマセラピーを一緒に学んでいきましょう。

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